山歩きに少し慣れてくると、気になってくるのが登山用バーナー。山頂でコーヒーを淹れたり、カップ麺をすすったりしている友人の姿が、なんとも羨ましく見えてきます。
「いつか自分もやってみたいな」と思っていた道具のひとつ。
ついに手に入れて、山で初めてお湯を沸かしてみたら……?今回はそんな“登山バーナーデビュー”を描いたお話です。

山で初めてバーナーを使ったときの、あの小さな火がともる瞬間の感動は今でもよく覚えています。
ただお湯を沸かして、コンビニで買ったカップラーメンを食べる。それだけのことが、どうしてこんなに嬉しいのか、自分でも不思議になるほどでした。
静かな山の空気の中で、ふわっと立ちのぼる湯気を見ているだけで、心がすっと軽くなるような感覚。
その体験をきっかけに、クッカーやバーナーを少しずつ買い足して、山での「ごはんタイム」が登山の楽しみのひとつになっていきました。
頂上でつくるごはんは、どんなに簡単なメニューでも格別な味がします。冷たい風の中であたたかい一杯を頬張る幸せ。それを知ってしまうと、もう山にバーナーを持って行かずにはいられなくなります。
登山用ガスバーナーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックください。